贅肉がつきやすい部分は年齢とともに徐々に変わっていきますが、お腹や太もも、二の腕といった意見が多いかもしれません。でも、大人女性の隠れた要注意ポイントは背中!
自分ではなかなか気づかない老け全開の後姿。自分の後ろ姿は見えなくても、他人からは丸見えです。無視し続けていた背中の贅肉に今こそ正面から向き合いましょう。後姿をケアするだけで、美も品も若さも数段アップすること間違いなしです!
後姿が老婆のよう!? 背中の贅肉で見た目年齢が大幅に変わる
自分の後ろ姿を最後に見たのはいつでしょうか?
筆者の場合、家の鏡では後姿をまともにチェックすることはないのが実情。ちょっとお高めのお出かけ服を買いに行った際に、フィッティングコーナーで見る程度…。そして、その後ろ姿に毎回衝撃を受けて帰ってきます。たまたまホームビデオに写り込んだ自分の後ろ姿に言葉を失うことも…。モザイクをかけてほしくなるぐらい無様で泣けてくることもあります。
そんな我が身を振り返っても、「いくら顔やを手入れしていても、後姿がダメな人は美しいとはいいがたい」と断言できます。
同じ身長、同じ年齢の女性二人がいるとして、一人は姿勢が良く背中がすっきりしている人、もう一人は猫背でブラのバンドから贅肉がはみ出しているのが見て取れる人。顔は見えなくても、1番目の人のほうがはるかに美しく若く見えることは間違いありません。
後姿をケアするだけで、見た目年齢が5歳以上若返るともいわれています。
そう、背中は自分があまりチェックできないがゆえに、ついつい放置されがちな部分ですが、他人からはその醜さ・その衰え・その贅肉が丸見えです。
「ここをケアせずにアンチエイジングなど片腹痛いわ…」と、美意識の高い女性からはちょっと残念に思われているかも知れません。
どうして背中の贅肉がつくの? 改善ポイントを大チェック
お腹や太ももと同様、背中だって太れば贅肉がつきます。では、「太っていない人は贅肉がつかないの?」といえば、そうとは言い切れません。太って贅肉が多いだけなら、デブには見えますが、老けては見えません。
老けて見える原因は加齢によって贅肉を支える筋肉の力が衰えたから!贅肉がだらんとたるむことで、脂肪いっぱいの老け背中になってしまうのです、また、猫背の人も有効な筋肉を活用ができないために、たるんだ贅肉を蓄えがち。デスクワークが多い人や小さい頃から姿勢が悪い人は特に注意が必要です。
背中の筋肉を鍛えるには、日頃から良い姿勢を心がけること。椅子に腰かけるときも歩くときも、常に腹筋・背筋を意識してまっすぐな良姿勢で過ごしてみましょう。
また、背筋を鍛えるエクササイズもおすすめ。即効性はなくとも、日々習慣づけることで必ず結果はついてきます。腹這いに寝転がって上半身を上にそらすオートドックスな背筋運動や、うつぶせに寝たままで手足を交互にバタバタと上下するバタ足運動など、リラクゼーションを兼ねて軽いエクササイズを取り入れてみてはいかがでしょうか?
そして、決定打…。あなたのその背中の段々を悪化させているのは、実は、下着なのです!
アンダーバストが合わないサイズ違いのブラが醜い段々背中の原因
他人の背中をどうこう言える立場ではありませんが、醜い背中の第一位は“贅肉がブラの後ろバンドに食い込んだボンレスハムのような背中”だと思います。
「太ったら贅肉が食い込むのは仕方ないよね」と思っているあなた!
太っても正しいサイズのブラを身に付ければ背中が段々畑にはならないのです。
段々畑の原因は、自分の実際のサイズよりも小さいアンダーサイズのブラジャーを身に着けていること。
例えば、空気の入った風船の真ん中をきついひもで縛れば、縛った部分から逃げた空気が上下に分かれて歪な形になりますよね。背中の贅肉も同じこと。きつすぎるアンダーでぐいぐい締められたら、ひもで縛られた風船状態と同様に、脂肪がバンドの上下に逃げてしまい、凸凹の段々畑になってしまうわけです。
さあ、今すぐ鏡で背中をチェックしてみましょう。段々畑が見て取れるようなら、ブラのサイズが合っていません。小さすぎるブラは背中を醜く見せるほか、バスト自体を下垂させたり、肩凝りの原因になったりと良いことナシ!ぜひ、この機会にサイズをきちんと測りなおして正しいブラを新調しましょう。
最近は背中の贅肉をスッキリ見せるタイプなど、美背中を応援する機能に優れたブラジャーもたくさん販売されていますので、自分の目的に合ったブラをじっくり検討してみてくださいね!
背中を制する者はアンチエイジングを制す!
後姿をメンテナンスするだけで、見た目年齢が一気に-5歳になることも珍しくありません。日々の生活態度や姿勢に気を付けながら、正しいブラでボディラインを整えれば、驚きのアンチエイジングが実現します。凛とした大人の美しさ、ぜひ美背中ケアで手に入れてくださいね。